実務ログ|SEO
SEOの相談で最初に聞かれるのは、「どのキーワードを狙えば上がりますか?」です。 もちろん狙いは必要ですが、実務で効いてきたのは、狙いよりも“耐える設計”でした。 すぐ結果が出ない期間に、更新が止まらず、構造が崩れず、迷いが増えない。そういう設計です。
まず最初に決めるのは、検索順位ではなく、ページの役割です。 そのページは「比較」なのか「購入」なのか「初見の理解」なのか。 役割が曖昧だと、文章は長くなり、導線は増え、何が言いたいのかが薄まります。 その状態でリライトを重ねても、毎回“気分で直す”ことになり、改善が積み上がりません。
次に、検索意図をひとつに絞ります。 “広く拾いたい”という気持ちは分かりますが、広く拾うほど、誰にも刺さらなくなります。 意図をひとつに絞ると、書くべき情報が自然に決まり、CTA(次の行動)も自然に一本化できます。 これは、結果が出るかどうか以前に、運用の迷いを減らします。
最後に、数値の見方を決めます。 たとえばSearch ConsoleでCTRが下がっていても、私はすぐにタイトルをいじりません。 表示回数が増えた結果、意図の薄いクエリまで拾っているだけのケースがあるからです。 その場合、改善すべきはタイトルではなく、“入口と出口が一致しているか”の方です。
SEOは、当てにいくと疲れます。 でも、耐える設計にすると、静かに続きます。 続いたものは、だいたい勝ちます。今日はまず、この前提だけ残します。